科学が証明!ストレス解消法

「ラジオ体操→ジョギング→入浴」は最強モーニングルーティン

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ラジオ体操で頭と体をほぐしたら、定番ではありますが、ジョギングがおすすめです。嫌なことやストレスがたまっているときは、ジョギングをすると気持ちが向上していくことが判明しています。

 米ハーバード大学のバーンスタインとマックナリーは、うつなどを含めた感情のコントロールにはジョギングが有効だと述べています。彼らの研究(17年)では、被験者を「ジョギングを行うグループ」と「ストレッチを行うグループ」に分け、それぞれ30分ほど行ってもらった後、涙を誘う映画を観賞してもらいました。

 結果としては、映画を見て悲しい気持ちになるのはどちらのグループも変わりはありませんでしたが、その後のリカバリーはジョギングをしたチームの方が顕著に速かったのです。

 しかも1週間続けると、最後の運動から72時間以上、1週間までは効果が持続。気分が落ち込みそうになったら、ジョギングをする。継続すれば自律神経の調節機能も改善されて、元気な体質になっていきます。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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