科学が証明!ストレス解消法

「ラジオ体操→ジョギング→入浴」は最強モーニングルーティン

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 運動してひと汗かいたら、お風呂に入るのも効果的です。千葉大学のリーらの研究(12年)では、10分間ほど40度のお風呂に入る、シャワーを浴びる、ミストサウナに入るという具合に、入浴後に課題をさせる実験を、朝7時から数時間ごとに行いました。

 すると、体の疲労回復にはお風呂やミストサウナが、シャワーよりも効果的だとわかりました。課題の正答数については、午前10時ごろからのお風呂とシャワーの場合に高くなったといいます。そして、お風呂やミストサウナには注意力や判断力の向上も期待できる。お風呂に入るとその後、疲れにくくなることも示されたそうです。

 朝起きたら、ラジオ体操からのジョギング。さらに、40度のお風呂に10分間入る。これこそ低コストの最強モーニングルーティンと言えるでしょう。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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