認知症を予防する補聴器のすべて

知らないうちに聴力低下が進む…ヘッドホン難聴の恐ろしさ

写真はイメージ

 ヘッドホンは電車の中や人混みで使っていると、つい音量を上げてしまいがち。それを長時間、毎日続ければ、耳へのダメージは計り知れません。一度壊れた有毛細胞は蘇りません。

 コロナの影響でオンラインでのやりとりが増え学生さんも社会人も、ヘッドホンを使う機会が増えたのではないでしょうか。

 ヘッドホン難聴の危険性を念頭に置き、必要な時以外はヘッドホンを使わないことを心がけましょう。最近はノイズキャンセリング機能がついたイヤホンも充実しています。そういった機能を活用して音量を下げることも大切です。

 日頃から自分の耳をいたわる生活を心がければ、難聴のリスクを遠ざけられます。もしも耳の聞こえがおかしいと感じた場合は早めに耳鼻科での受診をお勧めします。

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田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

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