コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー

AIを活用した最新CTは何がすごいのか 低線量と高画質を両立

キヤノンメディカルシステムズ提供

 また、画像の再構成処理に要する時間は、撮影条件によって異なるが、同社の従来の「FIRST」よりも3~4倍速く処理できるという。

「常に動いている心臓は、CTが苦手とする臓器のひとつですが、当社の『320列CT』では0.2秒台の撮影で検査が可能です。これにAiCEを適用することで短時間かつ、さらなる低被ばく撮影が可能となります。また、がんのフォローアップなどで複数回の撮影が必要となる検査でも、撮影ごとのX線量を低く抑えられるので、患者さんのメリットはより大きくなると考えております」

 同社では、AiCEを搭載した「MRI」や「PET-CT」の販売も展開。X線を使わないMRIでは、大幅なノイズ低減と検査時間の短縮ができるという。

3 / 3 ページ

関連記事