長距離を歩くときは杖を使っていますが、短い距離なら杖なしで大丈夫。医師から重い物を持つこととジャンプはしないように言われていて、あとはビタミンDの薬を飲んでいます。
ただ、このまま放置していても治ることはないので、いつかは人工股関節に換える手術をすると思います。人工股関節には耐用年数があるので、この先、何度も手術をしないで済むように今の状態をなるべく長く維持することが理想です。だから、オジさんになるまでこれで頑張るつもり。
病気をして改めて思ったのは、何に対しても可能性がちょっとでもあるなら挑戦してみる価値はあるということです。病気に限ったことではないと思いますが、自分のことで言えば「復帰を諦めたほうがいい」と言われても、諦めずに復帰を目指して挑戦したことは本当によかったと考えています。結果、復帰はできなかったけれど、挑戦したことでたくさんの方に応援をしてもらえました。もし何もせずにやめていたら、こんなに快く引退を受け入れてもらえなかったと思います。
独白 愉快な“病人”たち