今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、昨シーズンと比べて多いと予想されている。基本的な花粉症対策に加え、コロナ禍だからこそ実践すべきことは? 日本医科大学大学院医学研究科頭頚部感覚器科学分野教授で、NPO「花粉症・鼻副鼻腔炎治療推進会」理事長も務める大久保公裕医師に聞いた。
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「今流行しているオミクロン株は、昨年のコロナよりも花粉症の症状との類似点が多い。花粉症だと思っていたら実はコロナで、周囲に感染させていたというケースも起こり得る。一層気を引き締めて、花粉症、コロナ双方の対策に努めなければなりません」
押さえておきたいのは次の点だ。
【発熱があればコロナを疑う】
英国のデータでは、オミクロン株感染者の60%にくしゃみ、73%に鼻水が見られたという。