病気を近づけない体のメンテナンス

膀胱(下)中高年男性の“おもらし”のメカニズム 医師が解説

写真はイメージ

②最初の尿意は気を紛らわしているうちになくなってくるので、もう少し膀胱に尿がたまるのを待つ。

③2回目の尿意が来たらトイレに行く。

 これを3カ月以上続ける。

 次は骨盤底筋のゆるみを改善させる「骨盤底筋トレーニング」。

 この体操は、そのまま男性の前立腺肥大症の予防にも効果的という。

「骨盤底筋を鍛えることによって筋肉の収縮力が強化されると、排尿を促す膀胱の排尿筋の過剰な収縮が抑えられ、尿意切迫感も改善します。骨盤底筋を鍛えることは、副作用のない薬物療法のような効果をもたらしてくれます」

■骨盤底筋トレーニングのやり方

①背筋を伸ばし、足を肩幅くらいに開いて立つ。

4 / 5 ページ

関連記事