腰痛のクスリと正しくつきあう

痛みを抑える外用薬は手軽だからといって安易な過剰使用は厳禁

写真はイメージ

 貼付薬や塗布薬は、飲み薬よりも安全性が高いというイメージがあるためか、過剰に使用している人も少なくありません。貼付薬の場合、医療機関で処方できる1処方当たりの貼付薬の枚数は制限されていますが(2022年度診療報酬改定で上限63枚)、市販のものも入手しやすいため、併用して大量に貼っている人もいます。

 繰り返しになりますが、貼付薬でも塗布薬でも坐剤でも、過剰な使用は重大な副作用のリスクを高めます。くれぐれも適切な使用量と使用法を守りましょう。

3 / 3 ページ

池田和彦

池田和彦

1973年、広島県広島市生まれ。第一薬科大学薬学部薬剤学科卒。広島佐伯薬剤師会会長。広島市立学校薬剤師、広島市地域ケアマネジメント会議委員などを兼務。新型コロナワクチンの集団接種業務をはじめ、公衆衛生に関する職務にも携わる。

関連記事