そう思いながら日々を過ごしました。
手術を受け、麻酔から目が覚めたあと、担当医から「完璧な手術でしたよ」と言葉をかけられました。
手術から1カ月後に受けた組織検査の結果、リンパ節転移が3個あり、担当医から「念のため再発予防のホルモン治療を行いましょう」と言われました。すぐにタモキシフェンの内服が始まり、最低5年以上は続けることになったのです。
病院の待合室で心配そうにしている私を目にしたからでしょうか、外来担当のB看護師が「再発の確率は低いと思うから大丈夫よ」と言ってくださいました。この時は頭を下げて返事をしたのですが、心の中では「確率が低いと思うから大丈夫と言われても、再発するか、しないか……私にはゼロか100でしかないのよ」と思いました。
それから、2カ月に1回の外来通院が続いています。
がんと向き合い生きていく