実際そのスタッフは携帯でゲームをしたり、SNSで「暇だー」とつぶやいたり、時に医療事務のスタッフに話しかけては、プライベートな無駄話を延々としたりしていました。医療事務のスタッフにとっては算定業務の邪魔をされるわけで、その結果、現場の診療パートナーは内勤の後方支援が受けられず、移動の車の中で事務処理をするといった最悪な状況となっていました。最終的には残念ながら解雇としたのですが、なんとも後味の悪いこととなってしまいました。
当時の私たちは、ただ目の前の仕事をこなすだけで精いっぱいで、仕事の優先順位などといったことが全く分からないまま、明確に誰でも同様に業務に取り組めたり、途中からの引き継ぎも容易にできる作業の「平準化」もできずにいました。
実際、いちいちスタッフに「◎◎をしてください」と指示する時間もないほど現場は忙しいわけで、そのため現場から外れてサボろうと思えばいくらでもサボれるわけなんですね。
最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと