コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー

三菱が提供「高齢者向け見守りサービス」は生活状況をまとめて把握できる

生活状況が把握できる(写真はイメージ)

 環境センサーは、「温度」「湿度」「二酸化炭素」「気圧」などを検知する。住環境の状態をセンシングして、悪化した際にスタッフへ注意喚起する。赤外線センサーは、熱画像により入居者の夜間の見守りを行う。画像センサーは、画像データをAI処理により、骨格情報の抽出を行う。骨格情報はクラウドのAI処理により転倒の判断を行う。

 このMelCareセンサーとは別に、ベッドセンサー(睡眠状態、心拍や呼吸を検知)、人感センサー(人の動きを検知)、ドアセンサー(ドアの開閉を検知)などを組み合わせて、生活リズムの見守りも含めてサービスを提供するという。 MelCareセンサーには、同社が開発した「Maisart(マイサート)」というAI技術が使われている。これは深層学習(ディープラーニング)の課題とされている「演算量」を削減(多いと機器に搭載できない)した、コンパクトなAIであることが特徴だという。

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