そのためには、もっと自宅や地域で皆が支え合って暮らせるような仕組みが必要だと考えます。そして限られた医療・介護資源で多くの高齢者を支えるにも、さまざまな施設とそこで働く専門職が包括的に協力し合わなければなりません。
このように、高齢社会にあって、たとえ重度な要介護状態になったとしても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供され、地域が連携して支える仕組みを「地域包括ケアシステム」と呼んでいますが、これは厚生労働省が03年から提唱している考え方です。
そんな地域の連携の中にあって、在宅医療が重要な役割を担っていければと考えています。
最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと