歯を残す「根管治療」は3つの機器が揃った歯科医院で受けたい

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 ラバーダムとは、治療を行う歯だけが露出するように、他の歯を含めた口全体を覆うゴム製のシートのことで、治療中の歯に唾液が流入しないようにする。

「唾液にはたくさんの細菌が含まれています。細菌を除去するために根管治療を行っている歯の中に唾液が入ってしまうと、唾液中の細菌がそのまま残って治療がうまくいかないケースがあるのです。ラバーダムを使用した根管治療では、治療成績が向上したり再治療になるリスクが減るという研究報告もあります」

 CTやマイクロスコープは高額で設置していない施設も多く、ラバーダムを使うような良心的な根管治療は手間もかかるため、中にはレントゲン撮影だけですぐに抜歯を勧めるケースもあるという。

 自分の歯を守るために根管治療を受けるなら、なるべくCT、マイクロスコープ、ラバーダムが揃っている歯科医院を選びたい。

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