役に立つオモシロ医学論文

健康的な食事で寿命が10年延びる? 海外医学誌で研究論文

写真はイメージ(C)PIXTA

 解析の結果、20歳の時点で「典型的な西洋食」から「最適化された食事」に変更すると、平均余命の延長は女性で10.7年、男性で13年と見積もられました。60歳の時点で変更した場合でも、平均余命は女性で8年、男性で8.8年延長されると試算されています。

 この推計が事実だとしたら、少しでも長生きするためには20代から健康的な食事に切り替える必要があります。はたして、そのような生活が豊かなものと言えるかどうかについて、あらためて考えてみる必要があるかもしれません。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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