新型コロナ第6波をどう過ごすか

4回目ワクチン接種に予防効果は期待できない…米国の専門家も指摘

バイデン大統領はブースター接種を進めているが…(C)ロイター

 それによると、3回目接種群に比べて4回目接種群は接種4週目で重症化リスクは3.5分の1に低下となったものの、感染が確認されるリスクは4週目で3週群の半分、8週目では1.1分の1とほぼ戻ったという。つまり、感染予防効果は2カ月間しか持たない。

 そうなると、4回目接種は免疫に問題を抱える人など感染後の重症化リスクが高い人以外、健康な人は慌てて打つ必要はないのかもしれない。ワクチンを打てば高い確率で発熱や痛みなどの副反応がある。接種のメリットとデメリット、それに接種当日の自身の体調。この3つをよく見極めたうえで接種の判断を自身で行うことだ。

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