独白 愉快な“病人”たち

死んじゃうのかなと…ryuchellさん語るカンピロバクター腸炎の苦しみ

ryuchellさん(本人提供)

 病院でCT検査などをして、問診をされた結果、5日前に「鳥刺し」を食べている経緯と血便があることから、「カンピロバクター腸炎の疑いがある」と言われました。カンピロバクター腸炎は、カンピロバクター属の細菌が引き金になって起こる感染性胃腸炎で、血便は最も特徴的な症状とのこと。一般的に感染源は鶏肉であることが多いようです。

 その後、疑いから確定になり、医師から「カンピロバクター腸炎は本当にきつい。でも出し切るしかないから」と諭されて、強い抗生剤とロキソニンのような痛み止めで乗り切るしかないことを告げられました。

 入院こそしませんでしたが、家族とは離れたホテルで痛みと孤独に耐えました。「トイレやお風呂を共有しても家族に感染することはほとんどない」と言われましたけど、念のための判断でした。独りぼっちはつらかったけれど、子供に父親の苦しむ姿を見せずに済んだ意味でも正解だったと思っています。

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