認知症、不眠、抑うつ状態… 「漢方薬」が効く意外な病気

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸学科専任教員の天野陽介さん(提供写真)

「イライラや怒りっぽさがあり、眼瞼けいれんや手足のふるえなどを伴う場合は『抑肝散』が用いられます。日頃から気分が鬱々としやすい傾向があり、頭痛や食欲不振などを伴う場合は『香蘇散』。『香蘇散』は月経を調節する作用もあり、女性に用いられることも多いです。疲れやすく、頭痛・肩凝り、発作性の上半身の熱感・発汗さらには月経前症候群、更年期障害などがある時は『加味逍遥散』が向いています」

 いずれも漢方薬を用いた治療を行う医療機関か、漢方薬を専門に扱う薬局で処方を受けられる。

3 / 3 ページ

関連記事