70歳までに受けておきたい「3つの検査」 血管・脳・睡眠をチェック

頚動脈エコー検査(C)PIXTA

「首を通る頚動脈に超音波を当て、超音波が反射した波の画像から動脈硬化の程度を調べる検査です。頚動脈壁(内膜中膜)の厚さや血液の流れの状態がわかります。動脈硬化によるプラークの状態や血管の詰まり具合、血栓の有無も観察できます。頚動脈の動脈硬化の程度は、全身の動脈硬化の指標になるのです。加えて、心拍動による脈波が足首まで伝わる速さを測定する血圧脈波検査(PWV、CAVI)、足首と上腕の血圧の比を調べるABI(足関節上腕血圧比)検査をセットで受けておくと、さらに正確に全身の動脈硬化がわかります」

 頚動脈エコー検査でプラークが見つかると、生活習慣の改善など早めに対策を講じることができる。50歳以上になったら1度は受けておくのが望ましい。検査は保険適用で、3割負担なら1000~1500円程度で受けられる。

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