「ゆるジャンプで、体重が10キロ減り、腹囲が5センチ細くなりました」
こう話すのは、抗加齢医学研究の第一人者として知られる、愛媛大学医学部付属病院抗加齢・予防医療センター長の伊賀瀬道也医師(57)。2006年に国立大学では先駆けとなるアンチエイジングを研究する抗加齢センターを開設し、多くの患者に血管障害や認知症の予防などの指導を続けてきた。
そんな伊賀瀬医師がゆるジャンプを始めたのは2018年。鉄棒や縄跳びを家族に見せようとしたところ、まったくできず愕然。そこで鉄棒と縄跳びのトレーニングをしようと考えたが、「ぶら下がれる場所」や縄がないとできない。いつでもどこでもできるものは……ということで、考えついたのが、ゆるジャンプだった。
「最初は10回程度でふらついていましたが、1カ月ほどで1分間で100回は跳べるようになり、朝昼夕、各1分間100回ずつジャンプをするようにしたのです」