一方の核酸アナログ製剤は、ウイルスの増殖を直接阻害する内服薬です。治療が簡便で、自然治癒の可能性が低い高齢者においてもほとんどの症例で抗ウイルス作用を発揮し、肝炎を沈静化することが可能とされています。ただし、投与中止による再燃率が高いため、長期間の継続的治療が必要となってしまいます。
一概にどちらの治療が優れているとは言いづらく、その人に合った治療を選択することが大切なのです。
感染症別 正しいクスリの使い方