「この身体症状症は、(A)苦痛や生活への支障がある身体症状があること(B)身体症状や健康に関する極端な思考・感情・行動のうち、2つを満たす病態を含みます。高齢女性に多い眼瞼けいれんでは過剰な瞬目、精神的なうつ、それに感覚過敏を示しますが、この時に見られる眼痛もこれに含まれるものがあります。この治療には神経心理学的なカウンセリングも有効な場合があるでしょう」
問題はこれら3つの痛みに対して使うべき薬剤や治療がまったく違うのに、3種は互いに重複していて各症例は明確に3分できないことだ。しかも医師によっては、こうした分類自体に無頓着なケースもある。
痛みには3つの分類があることを知ったうえで自身の症状がどうであるかを考えて受診することが大切だ。
60歳からの健康術