心臓にトラブルがない場合でも、高血糖、高血圧、高コレステロール、肥満、動脈硬化といった生活習慣病の素因がある人は、日常生活でマスクを着けているときに、少しでも体を動かすと息切れが出たり、不整脈が増えたと自覚したら、循環器の検査を受けることをおすすめします。
また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人は、就寝時に自覚がないまま、マスクを着けて運動しているとき以上の低酸素状態になっているといえます。それだけでも心臓には大きな負担がかかっているので、マスクを着けている日中に同じく息切れや不整脈があった場合は、SASの検査を受けたほうがいいでしょう。
マスクをしっかりと着けて生活することで、感染症の予防だけでなく生活習慣病に潜む重大な心臓疾患を見つけられる可能性があるのです。
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