AIを活用したシステム「AI-PHARMA」が最適なクスリ情報を提供 導入施設が増加中

アイファルマの横断検索画面

 アイファルマは、そうした作業を効率化するためのシステムとして、岡山大学病院薬剤部と木村情報技術の協力で開発された。

 同病院で蓄積してきた約8000件に上る「医薬品Q&A」を最新の情報にアップデートして整理したものや、ほかの施設が公開している医薬品情報や事例などをAIに学習させ、パソコンやタブレットなどの端末からインターネットでアイファルマの横断検索ページにアクセスして質問を打ち込むと、最適な回答が提供される。

「アイファルマには、いくつもあるクスリの呼称や、臨床現場で使われている同じ意味の表現を同義語として学習させています。ですから、正確なキーワードでなくても、システムが自然言語(文章)を認識して意図を読み取り、医師からの言葉をそのまま入力しても迅速に最適な回答を探し出してくれます。また、関連度の高い回答を提示することもできます」

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