五十肩を徹底解剖する

腱板断裂の手術は全身麻酔で半日仕事 入院は数日から1週間

写真はイメージ

 健康診断で問題があれば個別に対策を講じることで手術を行えるかを考えます。

【3】手術は何時間かかるのですか?

 1時間から数時間です。麻酔をかけて手術の準備をするのに約1時間、麻酔を覚まして手術室から出る用意に約1時間かかります。手術室の外で待つご家族からみると3時間から5時間程度、おおよそ半日仕事と考えるとよいです。

【4】入院するのですか?

 一般的には数日から1週間程度の入院をします。術後の状態や施設の状況によって差があります。全身麻酔で手術が無事終わり、麻酔がしっかり覚めて安全が確認できることが最優先です。

 また術後の痛みが落ち着き、自分だけで生活対応できる手応えがつかめるまでは看護師さんがそばにいた方が安心です。

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安井謙二

安井謙二

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

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