以前、「ヘンテコな動きをすると楽しい気持ちになる」という研究を紹介した際、「変な動きをするほど楽しいのだから、私は楽しいのだ」と脳が勘違いし、気持ちが楽しくなると説明しました。同様に、フアンらの研究も、人間の脳の面白さを伝える興味深い研究と言えます。
不思議なもので名探偵と呼ばれる人物は、眉間にしわを寄せるだけではなく、「金田一耕助」のように頭をかきむしっていたり、特徴的な人物が少なくありません。そういった特徴的なアクションは、あくまでキャラクター付けによるところが大きいと思う半面、先の「心理状態と真逆の顔をすれば脳が活性化する」という実験結果に鑑みれば、実は納得の演出だったりします。
もしみなさんが、困っている人を助けるような場面に遭遇したら、古畑任三郎のように「う~ん」と言いながら眉間にしわを寄せると、名案が浮かびやすくなるかもしれませんよ。
科学が証明!ストレス解消法