血糖値が下がりにくい人は、食後の血糖値の上昇が緩やかな食品を選んだ方がいいとも言われ、その選択に役立つのがGI値になります。GI値が高いほど食後の血糖値の上昇が急激であり、逆にGI値が低いほど食後の血糖値の上昇が緩やかになります。
カロリーが高い食べ物ほどGI値が高いと考えている人もいますが、GI値は食品に含まれる糖質の吸収度合いなので、GI値とカロリーはイコールではありません。
また、同じ炭水化物であっても、高GI値のものもあれば、低GI値のものもあります。たとえば、白米は玄米よりもGI値が高い。一般的に、GI値が70以上を高GI値、56~69を中GI値、55以下を低GI値として分類されています。
■心筋梗塞や脳卒中の発症リスクに関係ありとの報告も
カナダのトロント大学などが20カ国、13万7851人を対象としたGI値に関する調査結果(中央値9.5年間の追跡調査)を発表しています。
進化する糖尿病治療法