地方に波及する梅毒パンデミック 年内に1万人感染の可能性も

新規感染者が地方都市に広がっている(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 それだけ、梅毒感染は地方に広がっているということだ。ちなみに、埼玉は80人から144人、千葉は75人から88人、神奈川は75人から138人と増加している。

 それ以外では北海道は52人が117人、宮城は28人から34人、静岡は36人から71人、愛知は144人から211人、大阪210人から366人、兵庫66人から95人、広島は40人から122人、福岡県も80人から121人、熊本は33人から49人と増加している。

■注射1本で治療は完結

 これまで報告数が少なかった県でも感染者数は増えている。 

 鹿児島では、昨年同時期に9人だった感染者数が今年は45人と5倍となった。岡山も29人から45人へと増えている。一方、高知は25人から17人に。宮崎は36人から23人へと減少している。

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