寝苦しい梅雨でもぐっすり眠るために意識したい「3つのポイント」

写真はイメージ

 就寝中の脱水を防ぐためには、ベッドに入る30~40分前に少なくとも200㏄の水分を摂取する。さらに、汗を吸収しやすく乾きやすい素材のパジャマを選ぶのも効果的だという。

②湿気

 高温多湿な環境で寝具がしっかり乾燥していないと、就寝中の体温コントロールがうまく機能しなくなる。すると、内臓を含めた体の中心部の体温=深部体温がしっかり下がらなくなり、睡眠の質が低下する。

「就寝中、われわれの体は発汗による気化熱の作用で体温を低下させ、深部体温も下げることで深い睡眠に誘います。しかし、乾燥していない寝具では汗が蒸発しないためにうまく体の熱を吸い取れず、深部体温を下げる働きを妨げてしまうのです。雨で布団を干せないことも多い梅雨の時季は、布団乾燥機などを活用して寝具をしっかり乾燥させるのがおすすめです。また、人が快適に眠ることができる室内の湿度は50~60%が最適といわれています。6月と7月の室内の湿度は80%前後まで上昇するので、エアコンや除湿器を使って湿度や温度をコントロールすることも大切です」

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