日本で一番感染者が多い性感染症「性器クラミジア」を甘く考えてはいけない

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■女性はとりわけ不妊症に注意

 最近はオーラルセックスが一般的になり、咽頭クラミジアも少なくない。また、AVの影響でいわゆる“顔射”が当たり前になったせいか、目から感染して目、耳、喉の病気になることもあるという。

「女性の場合は、クラミジアに感染すると不妊症に注意しなければなりません。卵管の閉塞や周囲の癒着を発症する場合があり、クラミジアに感染するたびに卵管性の不妊症になる確率が20%ずつ高くなるともいわれています」

 卵管とは子宮と卵巣をつなぐ管のこと。精子と卵子の通り道であり、両者が出合い受精する場所である。そこが狭くなったり、詰まったりすれば、妊娠が難しくなる。

 そんな性器クラミジアが新型コロナ感染症が拡大して以降、少しずつ感染拡大している。

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