専門家の多くはその理由を季節性に加え、ワクチン接種と感染により免疫が上がったためだという。
確かにワクチンの効果はあるだろうが、それは限定的で、それ以上に感染により免疫が獲得されたか、ウイルスが変化したため、と考えるのが自然ではないか?
実際、1回でもワクチンを打ったことのある人の割合が20%以下の国でもいまは新規感染者数は大きく減少している。例えばジャマイカでは1回でもワクチンを打った人の割合は27.3%に過ぎないが、1日の新規感染者数は1月14日の1267人から3月17日には0人となっている。
もっとも、新規感染者数の増減は検査数によって左右される。ジャマイカは検査数が少ないからで実際はもっといるはず、との意見もあるだろう。それは日本を含めた先進諸国も同じ。検査数が少なければそれだけ新規陽性者・感染者数は減る。世界的な感染者数の減少は各国が検査戦略を変えたせいかもしれない。
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