独白 愉快な“病人”たち

キーボーディスト都啓一さん「濾胞性リンパ腫」克服までを語る

都啓一さん(C)日刊ゲンダイ
都啓一さん(キーボーディスト/50歳)=濾胞性リンパ腫

 治療を始める前、PET検査の画像に黒い部分がいっぱいあったので、医師に「これは何ですか?」と聞いたら、「全部がんです」と言われたんです。「え? スゴッ」と他人事のようなリアクションになってしまいました。

 悪性リンパ腫のひとつ「濾胞性リンパ腫」がわかったきっかけは、2010年、「SOPHIA 15周年ツアー」の前に、軽く健康診断に行ったことでした。仲のいい内科医に血液検査のついでに気になっていることを相談したのです。それは、脚の付け根にいつの間にかできていた親指大の硬いしこりについてでした。痛みはゼロです。気軽に相談できるこの医師がいなければ、重い症状が出るまで分からなかったかもしれません。

「念のために」と、すぐにエコー検査ができる病院を紹介されました。さらに、エコーを撮った翌日には電話をくれて、「何もなかったらなかったでいいから、とりあえず明日の朝、MRI検査に行ってください」と総合病院を紹介されました。

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