Dr.中川 がんサバイバーの知恵

直腸がんで手術6回の坂本龍一さんを深掘り「一がん息災」の重要性

坂本龍一(C)日刊ゲンダイ

 西洋医学の力を借りるまでは整体やマクロビオティックに頼っていたとのこと。マクロビで思い出されるのは、すい臓がんで亡くなったスティーブ・ジョブズさんで、がんとの関係においてはマイナスです。

 西洋医学や予防医学はバカにできません。中咽頭がん治療後のフォロー検査で早期に見つけていれば……。「一がん息災」を強く思います。

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中川恵一

中川恵一

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

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