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アメリカのZ世代の7割はお酒よりマリファナが好き…その理由は?

(C)strelov/iStock

 アメリカの18〜24歳の7割は、お酒よりマリファナを好んでいるという調査結果が話題になっています。

「Z世代」という言葉、最近よく耳にすると思いますが、物心ついた頃からコンピューターやソーシャルメディアがあったためにデジタル・ネイティブと呼ばれ、これまでとはまったく違う世代として社会や政治、文化に様々な変化をもたらし、世界で強い関心の的になっています。 

 そんな中で今回の調査結果は、常に嗜好品の代名詞だったお酒の存在までも、Z世代が変えてしまうのか? と驚きを与えました。 

 では一体なぜそんなにマリファナが人気なのでしょうか。最大の理由は、アメリカでマリファナが急速に合法化されていることです。

 2022年6月現在、アメリカ50州のうち19州で嗜好品として合法。それ以外の12州では使用しても罰せられず、これらを合わせるとアメリカの6割に達します。ここニューヨーク州でも嗜好マリファナが昨年から合法となり、新たなビジネスチャンスとしても大きな注目を浴びています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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