名医が答える病気と体の悩み

祖父や祖母が認知症だった場合、遺伝する可能性は高いのか

脳神経内科医の内野勝行氏(提供写真)

 アルツハイマー型認知症は、脳に老廃物である「アミロイドβ」と呼ばれるタンパク質が蓄積し神経細胞を破壊することで発症します。遺伝の方は、このアミロイドβが正常に分解できない体質であることが考えられています。

 将来、家族性のアルツハイマー型認知症になる可能性は、血液検査で調べられます。通常、アミロイドβを分解するタンパク質は3つありますが、MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査で、その分泌量が足りているかを調べられます。

 認知症は完治できないので予防が重要になってきます。将来、遺伝する可能性があれば、リスクをいかに下げるか、発症時期を遅らせるかが重要になってきます。脳の血流障害が大きく影響しますので、健康診断で心筋梗塞や脳梗塞など血管に炎症を起こしやすいタイプやストレスをためやすいタイプなら、生活習慣の改善がより重要になります。

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