手術は日帰りでここまでできる

大腸がん、小児の鼠径ヘルニア、包茎…新たな分野にチャレンジ

写真はイメージ

 最近では、新たな分野へとチャレンジしている日帰り手術も少なくありません。そのひとつが、大腸がんです。

 一般的に、がんという深刻な病気には、入院が当たり前という固定観念が一層強くあります。大腸がんの場合は比較的早期のもので、合併症のリスクが低いものに限れば日帰り可能と当院は考えていますが、この固定観念の打破は鼠径ヘルニアなどと比べるとはるかに難しいです。

 小児外科に対しても、日帰り手術が取り入れられています。鼠径ヘルニアや包茎に対して行われています。

 小さなお子さんの場合、まだ体格が小さいだけではなく、成長過程にあります。たとえ、鼠径ヘルニアなど大きな手術と言えないものでも、医師の選択した手術・治療によって、その後のお子さんの人生が左右される可能性があるということを考慮しなくてはいけません。

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大橋直樹

大橋直樹

日本外科学会認定外科専門医、全日本病院協会認定臨床研修指導医。東京外科クリニックグループでの日帰り手術の件数は2022年4月末日時点で3101件。

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