“真夏バテ”を防ぐポイントは「冷房」「糖質」「水分」にあり

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■糖分入りの飲料は糖尿病リスクを上げる

 最後に、水分不足対策だ。

「水分不足対策は熱中症を回避するためにも、今の季節から念頭におきたい必須事項です。水分摂取はこまめにすることが基本。一度にがぶ飲みしても体内に吸収されません。また、スポーツ飲料は、屋外でスポーツをした時以外は特に必要とせず、通常の生活では水やお茶で十分です。糖分入りの飲料は、糖尿病のリスクを上げるのでNG。ビールも排尿を促すので、水分不足対策にはなりません」

 赤石氏が推奨するのは果物の活用。手軽に取れる上、ビタミン、ミネラルが豊富。ファイトケミカルという成分も含まれていて、紫外線による肌の老化、シミ、シワ、たるみ対策にもなる。

「一年中手に入れやすいキウイは皮ごと食べると栄養分を余すことなく摂取できます。手でこすり洗いし水で流せば、表面のケバケバも取れます」

 果物で太りすぎるのでは、という心配もありそうだが、大半を水分が占めているので、問題ない。もちろん、食べ過ぎなければ、だが。

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