「燃え尽き症候群」は誰でもなりうる…WHO国際疾病分類の最新版に追記

写真イメージ(C)日刊ゲンダイ

 燃えないタイプは全体の15%。また、燃え尽き症候群の半数は、複数タイプが混在していたり、明確に識別できない。

「メンタル疾患にまで至っていない燃え尽き症候群の段階なら、自分で対策を講じれば健全な心身を取り戻せます」

 まずは、睡眠・休養を十分に取る。次に、日常生活を「普通に」過ごす。朝は同じ時間に起き、日中はアクティブに過ごし、夜は同じ時間に寝る。

 ここまで安定して送れるようになれれば、職場に復帰。一気にマックスの状態へ持っていくのではなく、意識的に仕事量をセーブし、計画的に負荷を上げていく。そして最終ステップとして、上手に「燃えられる状態」を自らつくっていく。

 いずれも当たり前のことと思うかも知れないが、それができていないからこそ燃え尽き症候群に至ってしまう。

「そうなる前に気づき、対策を講じることが重要です」

 あなたはどうだ?

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