現場専門医に聞いたオミクロンBA.5とのつき合い方

コロナ第7波急拡大 1日数十万人規模で陽性者が出るとの予測も

7月中旬頃から感染拡大が顕著に(C)共同通信社

「爆発的感染」が近いといわれるコロナ第7波。われわれは、どうすべきなのか? 現場で診療にあたる感染症が専門の奥田研爾医師に聞いた。

【Q】第7波はどこまで拡大するのか

【A】 日本中で1日に数十万人規模で陽性者が出るのではないかといわれています。

【Q】感染の疑いが出たらどうすればいいのか

【A】 少し微熱がある、喉が痛いなどの症状があったら、検査をしてください。そして陽性となったら、病院やホテル、自宅で隔離となり、投薬することになります。

【Q】どんな薬を使用するのか

【A】 私の診療所では300人近い陽性者を治療しましたが、薬は主にデカドロン、カモスタット、解熱剤、ラゲブリオなどです。任意の処方になります。重症化した患者はほとんどいません。

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奥田研爾

奥田研爾

1971年横浜市立大学医学部を卒業後、米国ワシントン大学遺伝学教室、ハーバード大学医学部助教授、デューク大客員教授、スイスのバーゼル免疫研究所客員研究員として勤務。2001年横浜市立大学副学長、10年から名誉教授。12年にはワクチン研究所を併設した奥田内科院長。元日本エイズ学会理事など。著書に「この『感染症』が人類を滅ぼす」(幻冬舎)、「感染症専門医が教える新型コロナウイルス終息へのシナリオ」(主婦の友社)、「ワクチン接種の不安が消える コロナワクチン114の疑問にすべて答えます」(発行:日刊現代/発売:講談社)のほか、新刊「コロナ禍は序章に過ぎない!新パンデミックは必ず人類を襲う」(発行:日刊現代/発売:講談社)が8月に発売される。

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