独白 愉快な“病人”たち

元看護師ましゅーてぃーさん 骨肉腫の術後は痛みとの闘い「できればずっと眠っていたかった…」

ましゅーてぃーさん(本人提供)
ましゅーてぃーさん(元看護師)=骨肉腫

 国立がん研究センターで「骨肉腫の疑いがある」と告げられたのは2010年、正看護師になるための国家試験の2日前でした。それまで実感がわかなかったのに、その一言を聞いた途端、思わず号泣してしまいました。

 腫瘍の場所は右の骨盤。でも痛かったのは右の太ももや膝あたり。しかも症状は筋肉痛のような痛みだったので、何カ月も放置してしまいました。まさか骨盤だとは考えもせず、最初は近くの整形外科を受診して、右脚のレントゲンや血液検査をしました。でも異常がなく、リウマチ検査までしたのですが陰性でした。

 その後も痛みがとれなかったので、次に整形外科が有名な病院でMRIを撮ってもらったのです。すると、画像を見た先生が「今すぐがんセンターに行ったほうがいい」と言ったのです。画像は明らかに左右の骨盤の様子が違い、右には白い影のようなものが見えました。

 それが国家試験の1週間前の出来事です。試験目前でしたが、モヤモヤした状態に耐えられなかったので、試験2日前にもかかわらずがんセンターを受診しました。そして、号泣することに……。

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