この病気のつらさを知るほどに、日々、立ちあがれること、歩けること、遊べること、仕事ができることのありがたさや、世界の美しさに気付けるようになりました。とはいえ、やっぱりすぐ消耗して動けなくなるので、「近距離モビリティWHILL」(電動車いす)を利用しています。テクノロジーや工夫でピンチはチャンスに、弱さは強さに変えていける。“いたみ”も、わくわくも、全部おいしくいただきます!
(聞き手=松永詠美子)
▽みおしん 1984年、東京都生まれ。北里大学医学部卒業後、病院勤務を経て、現在、産科麻酔科医として勤務。同時に大学院で「いたみと疲労の可視化」について研究している。慢性的な疲労や痛みをサポートするポータルサイト「WiTH PAiN」(http://withpain.jp)の代表も務め、「車いす三銃士Herz」として数々の社会活動も行っている。
独白 愉快な“病人”たち