科学が証明!ストレス解消法

運動しなくてもイメトレで筋肉は鍛えられる 大事なのは意識

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 このように脳と筋肉の間には、我々の想像を超えるつながりがあると言えます。米ワシントン大学は、想像上の運動が、実際の運動中にも活性化される脳領域と同じ箇所を、活性化させると唱えているほどです。

 腹筋をしているとき、運動と同時にお腹に意識を集中していると思います。この意識を集中させるということが、実は大事。ピラティスやヨガなどのインストラクターが、「〇〇に意識を集中」と言うのは理にかなっているんですね。

 もし骨折などで一時的に身動きが取れない状況になってしまっても、運動しているイメージをすることが大切。それをするかしないかで、その後の体の状態が変わってきます。例えば、散歩をしている自分をイメージし、どの部分を使っているか克明にイメージするといいでしょう。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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