2021年度に日本で最も多かった性感染症…「クラミジア」を疑うべきポイント

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 クラミジアは前述の通り、喉に感染しているケースもあり、うがい検査が行われる。クラミジア結膜炎もあるが、目の疾患は眼科領域になるので、別途、眼科を受診してもらうことになる。

 精密検査では、通常、検査結果が出るまで数日間かかる。症状が出ている場合は、結果が出る前に抗生物質などの治療薬を処方することもある。保険診療を行っている病院でクラミジアを疑う症状があれば、検査や治療は保険適用だが、症状がなければ、検査や治療は自由診療。なお、自由診療のみ行っている病院もあるため、保険診療を行っているかどうかは、ホームページなどで事前に確認するのがいい。

「男性の中には『ズボンを脱いで患部を医師に見せなければならないのか』と受診をためらう人もいますが、問診と尿検査で診断できることも多い。少しでも違和感を覚えたら恥ずかしがらずにすぐに受診してください。また、性感染症が判明したら、セックスパートナーに必ずその結果を伝えてください」

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