ESDは、外科手術より肉体的負担が少なく、その適応は早期の大腸がんです。便潜血検査を毎年きちんと受けて、早期発見を心掛けることが大切です。その上でESDを受けるなら、年間症例数が多い医療施設を選ぶこと。具体的には、各地の大学病院やがんセンターなどがん診療連携拠点病院が無難です。クリニックなどでは、穿孔や出血の対応ができない恐れがあります。
もうひとつ、ESDが難しいといわれたケースは消化器内科でのセカンドオピニオンを取るとよいでしょう。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵