犬や猫などペットを飼っている人はペットのドライアイにも気をつけたい。目をこする、目が充血しているなどの症状があれば獣医に相談するといいだろう。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、シーズー、パグなどドライアイを生じやすい犬種もある。
■新型コロナもリスク増に影響
また、今年は猛暑に加え、新型コロナの影響で在宅勤務やオンライン授業が増えたことやマスクの常時使用が、ドライアイのリスクに拍車をかけているという。
「デジタル画面を凝視するとまばたきが少なくなり、涙が蒸発しやすくなります。長時間テレビやパソコン、スマホの画面を見ないようにしましょう。1時間に5~10分程度は遠くを見るようにしましょう。また、メガネをしている人はわかるでしょうが、マスクをしているとメガネが曇ります。呼吸で吐き出された息がマスクの隙間から漏れて、メガネを曇らせるのです。漏れた息は目に当たり、眼球の表面を乾燥させる可能性があります。マスクをしたまま長時間パソコンやスマホの作業をすれば、二重にドライアイを招くことになりかねません。作業の合間にこまめに休憩するよう心がけることもドライアイを予防するために重要なことです」