研究(2019年)では、14歳の若者427人を対象に、目が覚めたとき、ネガティブな記憶とポジティブな記憶をそれぞれ合図とともに思い出してもらい、1分後にその反応を調べるという実験を6回ずつ行いました。そして1年間その追跡調査を行ったところ、ポジティブな記憶を思い出した被験者の多くがコルチゾールが減少し、長期的にも自身を否定的に捉えることが減っていたそうです。
そもそもこの研究は、うつ病対策を考慮して行われたのですが、天敵であるコルチゾールが高くなる朝に、前向きな人生経験を思い出すだけで、うつ病のリスクを軽減できたと報告されています。
朝起きたときこそ、過去の楽しかった記憶を思い出してみてください。カーテンを開けて朝日を浴びながら、ちょっと思い出にふけってみましょう。
科学が証明!ストレス解消法