「われわれの深部体温は朝の4時から6時ごろに最も低くなります。そして、起床時間に合わせてコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールには交感神経を活発にして血圧、血糖値、体温などを上げる働きがあり、脳や体が覚醒するのです。つまり、すっきりと目覚めるには、コルチゾールが分泌されてしっかり体温が上がることが大切になります。しかし、加齢とともにコルチゾールの働きが低下し体温は上がりづらくなるので体もこわばりがち。たとえば、深部体温がまだ低い朝6時ごろに起きようとしても、腰や関節が痛むケースが増えるのです。温度センサーと連動している電気毛布は、気温が下がる明け方に布団を温めて体温を上げることができるので、より良い寝覚めを補助するのです」
秋にぐっすり眠るためにも、寝具を最適な状態に保つ家電製品を活用したい。