人気医師の和田秀樹がズバリ教える「老化を遅らせる生活」

和田秀樹氏(C)日刊ゲンダイ

 高齢者の生活に強く影響する認知症の有病率も、加齢とともに上昇。60代の約2.5%から80代は約30%にハネ上がる。実に12倍だ。厄介な認知症についても、60代、70代の生活ぶりで変わってくるという。

 では、どんなことが80歳の壁を越えるのにプラスで、何が足を引っ張るのか。和田氏は、60歳から80歳までの中間点の70歳が、80歳の壁を越えられるかどうかの分岐点と設定。70歳までの生活を重要視し、そのエッセンスを著書「70歳の正解」(幻冬舎)にまとめている。

「70歳までのいろいろな生活シーンで『正解』をチョイスすれば、80歳の壁を健康に通過できる可能性が高いでしょう。一つ一つの選択の積み重ねが、老化を遅らせることになるのです」

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