冬を健康的に乗り切る 「免疫力アップ」と「減塩」がポイント

プロバイオティクスはヨーグルトや乳酸菌飲料などの発酵食品に含まれる

 今年も残すところ2カ月。健康的に過ごすため、栄養面で押さえておきたいことを、野口医学研究所の管理栄養士、中西真悠さんに聞いた。

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 これからの季節、注意が必要なのがインフルエンザだ。

「対策として、免疫力アップの食生活を心掛けるべきです。そのためには、腸内に善玉菌を増やして腸内環境を整えることが重要です。キーワードとなるのが、プロバイオティクスとプレバイオティクスです」

 プロバイオティクスとは「腸内フローラのバランスを改善することによりヒトに有益な作用をもたらす生きた微生物」。ビフィズス菌、乳酸菌などが挙げられ、ヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆や味噌、漬物などの発酵食品に含まれる。摂取した菌は腸内にすみ着いたり、増殖したりすることはないため、毎日続けて取ることが重要。

 一方、プレバイオティクスは「もともと腸内に存在する善玉菌に“エサ”を与えることで善玉菌の増殖を促進させ、人体に良い影響を与える難消化性の食品成分」。

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