サッカーW杯で注意したい「目の疲れ」 スマホ視聴は負担大

疲れ目、ドライアイに注意が必要

 いよいよサッカーW杯が11月20日~12月18日(現地時間)にカタールの5都市8会場で開催される。グループリーグ、決勝トーナメントの全64試合をABEMAが無料放送するほか、NHKが21試合、テレビ朝日系などが10試合放送する予定だという。多くの人が日本代表の応援のため画面にかじりつくことは必至だが、今回のW杯にはこれまで以上に疲れ目、ドライアイに注意が必要だという。眼科専門医で「自由が丘清澤眼科」(東京・目黒区)の清澤源弘院長に聞いた。

「今回のW杯の視聴がこれまでと異なるのは、テレビでなくスマホやパソコンで試合を楽しむ人が増えるだろうという点です。テレビ視聴は凝視するというよりも眺めるという色合いが強い。しかし、スマホやパソコンは違います。テレビより近い距離で凝視することになります。それは目に対する一段と大きな負担につながる可能性があります」

 つまり、パソコンで仕事をしている人は、W杯期間中は自宅などで2時間近くパソコン残業するのと同じだけ目に負荷をかける。むしろ、それ以上かもしれない。いまのスマホやパソコンは高速大容量の情報を流せる。テレビとは異なるさまざまなコンテンツを同時に送ることができて、チャット機能を使い、仲間同士のやりとりを楽しみながら視聴する人も増えるはずだ。

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