「姿勢が悪い」「背中が丸く猫背になっている」と感じている人は多いでしょう。逆に、姿勢には自信があると言い切れる人にお会いする機会はめったにありません。
良い姿勢を保つことは、肩の不調の改善と予防にも大事です。しかし、言うはやすし行うは難し。つい「いつもの姿勢」になりがちです。それは、同じ姿勢をずっと保つことは実は大きな負担だからなのです。
そこで今回は、良い姿勢を保ちながらも楽に座るコツを取り上げます。
座る姿勢は、重力に逆らい体重を支えることになります。では、体のどこで体重を支えるか、どう支えるか。椅子の種類がどうとかではなく、大事なのはいかに骨盤を立てて座るか、です。
椅子に深く腰掛け、背もたれに寄りかかると、骨盤が立たず、腰からお尻で全体重を支えることになります。腰から背中は全体に丸くなり、前に垂れた首と頭を肩まわりの筋肉で常に支えるので、疲労がたまりがちになります。
五十肩を徹底解剖する